湯滴の形
コーヒーポットを持つ前に、コーヒー豆がどの様な構造にできあがった焙煎豆なのか、ということを仮説します。
この焙煎豆の構造をイメージして、抽出の考え方を建設的に考えなければなりません。
そして、コーヒーミルの挽き具合もこの考え方から細挽き、中挽き、粗挽きを選択するわけです。(コーヒーミルの性能によって感覚などに違いが生じます。)
大切なことは、構造とその構造に見合ったたて方です。
次にコーヒー粉に湯を落としていくわけですが、大変困ったことに色々なたて方が存在すると思われます。
私の考えに基づいたコーヒー豆の構造のたて方での場合は、はじめに一滴、一滴と湯を落とすことから始めます。その瞬間は、集中力を一気に高めて一滴の湯滴の形に注視します。
この形は非常に大切なことだと考えています。
具体的に説明しますと、コーヒー粉に接する瞬間の湯滴の形が、どのような形であたるのかということです。
例えば、横からたてている状況を見た場合、湯滴の形は丸い形なのか、また、コーヒー粉の状態が今こういう状態だから三角形の形であてたいとか、といった具合に接する瞬間の湯滴の形を瞬時に作ってたてていくわけです。(形はイメージです。)
その他いくつかの形も勿論あるわけで、湯滴の道具を使い分けながらたてるというようなイメージです。
このイメージや感覚を感じながら作業することで、感情移入をすることができます。そして、コーヒーの味と人の味が加味された味が生まれるわけです。
※当店でもコーヒー豆の販売をしておりますが、この様なわざわざ難しそうなたて方をしなくても、ご家庭で十分に美味しくコーヒーを楽しめる構造を目指し焙煎しております。
過去の囁き
- 1 ごあいさつ
- 2 心がけ
- 3 湯滴の形
- 4 お湯の温度
- 5 つづき
- 6 コーヒーにミルク?
- 7 つづき
- 8 お水
- 9 つづき
- 10 つづき
- 11 新セットメニュー
- 12 年末年始の営業時間
- 13 手縫いネルフィルター(ネルドリップ)
- 14 つづき
- 15 つづき
- 16 洋酒入り大人のコジロウジャム新登場!
- 17 ご挨拶
- 18 移転のお知らせ
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