この問題については、コーヒー店を営業していると必ず話題を耳にします。
｢お湯の温度は、何度くらいがいいですか？｣と質問されます。
お客様の質問の焦点がどうもコーヒーポットの中のお湯の温度を重視された考え方の傾向が感じられ、私の考え方と少しずれがあるような印象を受けます。
確かにコーヒーポットの中のお湯の温度は、気を付けなければなりませんが、考え方としては、たてている最中にフィルターからコーヒーの液体が抽出される前、要するにフィルター(コーヒー粉)の中の温度がコーヒーの構造や頃合いに対して、どのくらいの温度の状態が適しているのかということだと思います。結果、逆算してコーヒーポットの中のお湯の温度が、何度くらいからたて始めた方がいいのかという判断になるわけです。
大切なことは、コーヒーポットの中のお湯の温度ではなく、コーヒー液が一滴抽出される前のフィルターの中の温度です。
つづく